4年生 「ようこそ先輩」

学校公開日の12/1(土)、4年生の「ようこそ先輩」という授業を取材してきました。
来年の1月に成人式を迎える卒業生15名、大学生・専門学校生・社会人とバラエティーにとんだメンバーが集まってくれました。
子どもたちは、「自分の夢を叶えるにはどういう風にして頑張ればいいか。10年後の自分はどういう姿になりたいか。」を先輩からのインタビューで感じ取れる質問を準備してこの授業にのぞみました。

先輩たちは2クラスに分かれ、4~6名のグループに1人ずつ入ります。子どもたちは本当に年齢の近い兄さんお姉さんが大好きで、グループに入ったとたん質問攻めです。あまりにも活発に話しているので、話に耳を傾けていても聞き取れないほどです。

小学生の時なりたかった職業」には、アナウンサーやパン屋さん・サッカー選手・発明家、中には低学年の時はポケモンになりたかったという答えも。

10才の時の夢は叶いましたか」という質問には、「10才の時はケーキ屋さんだった。夢はいろいろ変わる。でも夢が変わるのは悪い事じゃなく、色んな事に興味を持ちだしたという事。みんなの夢もこれから変わっていくと思うけど、前向きにとらえて色んなことにチャレンジして最終的になりたい夢を決めて欲しい。」

小学生の時はどんな子でしたか」では、「素直で元気なめちゃめちゃいい子だったけど、その頃は物事深く考えてなかった。」「すぐ忘れものをするので先生に怒られて、めっちゃ泣いてた。」「いたずらをしてすごく怒られた。僕みたいないたずらは絶対しちゃだめだよ。」なんて話をしてくれました。

小学生のころにやったらいいことはありますか」には口を揃えて、勉強・習い事を挙げていました。勉強については、「大学受験で苦労したのは、積み上げなきゃならない小中学校の時にちゃんと勉強してなかったから」「苦手な科目をできないままにしておかなければよかった。」など経験したからこその答えが。習い事に関しては、「できる事が増えるのはいいこと」「これからの自分に役立つ」「得意なことかは頑張れる」と子どもたちの習い事を後押ししてました。他にも「本をたくさん読んでほしい。」「部活動」「友だち作り、勉強、遊び、全部大事。遊びは勉強あっての遊びだから遊びだけじゃダメ。」などなど。

10才から20才で何が成長しましたか」では、「働いてる母のために、洗いものなどの手伝いを積極的にするようになった」「10才から20才はすごく成長する時期だと思う。10才の時は自分のことしか考えてなかった。他人が喜ぶより自分が喜ぶことをしていた。今は自分がいい思いをするより、他の人がいい思いをした方がいいとを思える」と、他者への思いやりや気遣いを挙げてました。

いろいろな話が聞けた時間でした。子どもたちは、自分と同じ遊びをしていた先輩の小学生のときの話にうなずき、「だから勉強はしといたほうがいい」というアドバイスを聞いて、きっと先生や親に言われたときよりずっとずっと心に響いたのではないでしょうか。


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