パラリンピスト木村敬一さんの講演会がありました。
9月19日(木)晴れ 仲秋の名月(十五夜)
14日土曜日は、午前中が、学校公開と道徳授業地区公開講座、午後には学校説明会がありました。
道徳授業は、1年生が「ものの見方や考え方を広げる」、2年生が「心の弱さ・醜さの克服」、3年生が「障害のある人とのふれあいと人権」について、映像や読み物の資料をもとに考えました。
3時間目の講演会では、ロンドンパラリンピック水泳(視覚障害)で、100m平泳ぎ銀メダル、100mバタフライ銅メダルを獲得した、木村敬一さんに「水泳が私にくれたもの~パラリンピックでの戦いを通して~」をテーマにお話をいただきました。
木村さんの前向きで清々しい語りや心に響く内容に、生徒も触発され、たくさんの質問が出ました。最後に、木村さんと直接話したり、銀メダルを見たり触ったりする時間もあり、とても充実した時間を過ごすことができました。保護者や地域の方にもたくさんおいでいただき、生徒と同様に木村さんと触れ合う時間を設けました。木村さんご多用の中、本当にありがとうございました。また、齋藤先生の塾の教え子「津田」さん、恩師齋藤先生の影響を受け教員を目指したとのこと、生徒も感激していました。ありがとうござました。
木村さんのお話からユイ校長も様々なことを学びました。印象に残った言葉をいくつか紹介します。
1 人生は一度しかない。今を大切に、今を一生懸命に生きてほしい。
2 勉強、運動、芸術などができることより、人間としての世界が大きいことが大事。自分の世界を広げること。そのためにも、(中学生の皆さんは今後必ず一人以上の障害のある人と出会うはず。)障害のある人と一人の人間として付き合ってほしい。
3 3年生の「治せたら目が見えるようになりたいですか?」という質問対して、「もういいかなと思う。目が見えないことが、人生の一つの才能だと思う。そのおかげで、今の自分がいる。」
この他にも、「練習をさせてもらう」「ターンの時、頭を棒で叩いてもらう」というお話のされ方から、とても謙虚な方なんだなと感じました。自分自身をしっかりともった、考え方がポジティブな好青年でした。ご健闘を祈ります。