3学期が始まりました。
1月9日(水)晴れ
昨日は3学期の始業式でした。早く学校が始まってほしいと思っていた生徒2名、もう少し休みが長い方がよかったと思う生徒大多数でした。当然と言えば当然でしょうが…。
平成25年<癸巳(「みずのとみ」「きし」)>を迎えました。あけましておめでとうございます。
生徒の皆さん、保護者や地域の皆様には、健やかに新年を迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。
本年も、生徒一人ひとりが良さを伸ばしあまりよくないところを改め、自信と誇りをもって生活・学習できるよう、教職員一同が努力してまいります。よろしくお願いいたします。
さて、今年は巳(み)年です。巳は胎児や蛇を表した象形文字と言われ、「始まる、起こる、定まる」等の意味があります。蛇は、昔から信仰の対象とされていて、祀(まつ)りにも「巳」が使われています。また、蛇は脱皮を繰り返すということから、大きな成長をもたらすとも考えられています。巳年にあやかり、本年、生徒が身体を大きくするだけではなく、学力を高め、心を豊かにしていくことを願っています。
今年の年末・年始のニュースで、興味深かったものを2つ紹介します。1つは、何と言っても高校野球好きのユイ校長にとっては、高校球児のあこがれワールドシリーズのMVP「松井秀喜」選手の引退です。ヤンキースから移籍した後、ヤンキーススタジアムに初めて姿を見せた松井が、5万人の観客にスタンディングオベーションで迎えられたことはあまりも有名です。引退会見での「結果が出なくなり、命がけでプレーも終わりを迎えた。」、日本球界への復帰に関して「多くのファンが10年前の姿を見たいと期待する。正直言って、その姿に戻れる自信はもてなかった。」という言葉。実に清々しく、「4番の誇り貫く」という毎日新聞の見出しにベストマッチしたものでした。松井選手は、自分に変えられることにはそれこそ命がけで取り組みますが、自分に変えられないもの、例えば不調な時の新聞記事や人の誹謗中傷のことば等には目もくれなかったそうです。ユイ校長も含め「自分に変えられるもの」がたくさんあるのになかなかできないのが凡人の常。新年を迎え、何か1つでも取り組みたいものです。
2つは、朝日新聞の天声人語(1月4日)です。同じことを見聞しても、人によってはとらえ方がまったく違う例を紹介していました。ある企業が発展途上の場所に靴の輸出を計画し、市場調査のために社員を2人派遣しました。1人は「まったく見込みがありません。住民はだれも靴を履きません。」、もう1人は「無限の見込みがあります。住民はまだだれも靴を持っていません。」という報告でした。「笑いのこころユーモアのセンス」(岩波書店)から拝借したと書かれていました。後者のようなプラス思考が、我々には必要なのではないかとつくづく考えさせられました。
新年最初の「ユイ校長のゆーいぎな話」でした。有意義とはとうてい思えませんが、今年も、前向き思考で和泉中、新泉・和泉地域のよさをお届けいたします。よろしくお願いいたします。