五輪で日本人選手が頑張っています。
平成24年8月10日(金)曇り
暑さが少し和らいでいる今日この頃です。部活動も一段落し、生徒、教員ともに姿がまばらな一日です。さて、ロンドンオリンピックで、日本人選手が活躍しています。昨日はから今日早朝にかけては、女子選手が頑張りました。
女子サッカー「なでしこジャパン」がアメリカに敗れ、残念ですが銀メダルになってしまいました。彼女たちのサッカーへの情熱、最後まであきらめない姿には本当に心が打たれました。キャプテン宮間選手の冷静な分析力、仲間を奮い立たせる言葉には、感激しました。初戦の対カナダ戦前のロッカールームでは、「ここに立てるのは選ばれた18人だけ。大切な思いや大切な人たちがいて、私たちは戦っている。ここからの6試合、お互いのために戦おう」と言って皆を泣かせました。対フランス戦のキックオフ前のセンターサークルでは、宮間選手は大儀見選手に声を掛けました。「初めて会った時から信じていたよ」。意気に感じた大儀見選手は、決勝トーナメントで2戦連発と結果を出し、キャプテンの思いに応えました。試合後の澤選手の「最高の舞台で、最高の仲間と、最高の相手と戦えてよかったです。」は、よかった。名言です。
女子レスリングの伊調選手と吉田選手の3連覇には、気迫を感じました。二人とも笑顔が素敵でした。吉田選手は、あの男子レスリングで人類最強と言われたアレクサンダー・カレリン選手の五輪・世界選手権通算12勝と並びました。まさに女子最強と言えるでしょう。
ユイ校長は、うれし涙で床を手で叩いて泣きじゃくっていた48キロ級の小原選手の姿に感動しました。31歳でオリンピックに初出場、最初で最後のオリンピックで金メダル獲得です。この選手は、どん底から這い上がってきた、人の心の痛みの分かる人だなと感じました。オリンピック出場まで苦節10年。世界選手権では、51キロ級と48キロ級を合わせて、8度も優勝しています。オリンピックには51キロ級がないので、妹のいる48キロ級か、人類最強の吉田選手がいる55キロ級のどちらかで出場するしかないのです。吉田選手に挑戦して敗れて、レスリングを諦め実家に引きこもってしまったこともあったそうです。優勝後のインタビューで「私一人の力ではロンドンのマットの立つこともできなかった。支えてくれたみんなでつかんだ金メダル」と言っていました。これまでの思いが、あのうれし涙に表れていなのでしょう。
日本選手の今後の一層の活躍に期待しています。