4年生 遠足 高尾山

4年生 遠足 高尾山

今年の4年生高尾山遠足は春になりました
去年の秋の高尾山も良かったけれど、春はやっぱり格別の趣が期待できます

GW前の校庭では春から初夏の様相がうかがえます
ビオトープの隣では、シャガの花が咲き、すっかり花を落とした校舎前のソラマメは、その名の如く、空に向かってグングンと鞘を伸ばしています

大事に守られながらスクスクと高みを目指して伸びるその様は、いずみっ子のようです
半澤さんのナイスチョイスです

学園を出発した長い列は、明大前駅に向かいます

恒例の最初の難関 「いざ、ラッシュへ挑む」 です
群衆のなかへ

今日は高尾山口駅に着いたら、速やかに清滝駅前広場へ移動です

充分に活力がみなぎっている登山前のこの時間に集合写真を撮っておこうという先生方のアイデアです

まだ、誰も疲れていないから、瞳が輝いています
写真屋さんも大満足

駅前広場のムササビのモニュメントは大人気
会えるかな、会えるといいな

さあ、いよいよ出発です
山全体が信仰の対象となっている高尾山は四季折々に育まれる自然も豊かで、年間登山者数世界一の山です

登山道も6号路まで整備され、幾度も楽しめる山です
今日は一番人気の1号路

とはいえ、薬王院までは 急勾配が続き、一気に登ります
あっという間にこの高さ

ニリンソウの群落が、シャガの群落とせめぎ合っています、その奥でムラサキケマンがひっそり咲いています

この花は何かしら、帰ったら調べなきゃ、パシャリ

たこ杉まで、やってきました
薬王院までもう少し そして、門をくぐります
厳かな雰囲気になってきました

薬王院です
ちょうど、お経を唱えているところに遭遇しました

こちら側からはうかがい知れないけれど、暗がりの本殿内では、何人もの僧侶が、一斉に読経する「諷経」が執り行われて、その重低音は、大地や空気に響きます

むせる程にたちこめる、お香のかおりに包まれ、心地よい疲労があいまって、異世界へといざなわれます・・・
これぞ、山岳信仰

やって来ました
山頂到着 全員登頂 素晴らしい

末永先生の歩幅の大きさが、足の踏み場もないほどの混雑ぶりをあらわしています

それでも、一番のお楽しみは、やっぱりお弁当タイムです
みんな、きょういちの笑顔です

早めはやめの行動が功を奏し、ケーブルカーの順番は、かなり前の方です
直ぐ後ろの学校の引率先生に河治先生がいて、みんなビックリの再会でした

大迫力のケーブルカー登場シーンに、みんな、かぶりつき
社内も、大騒ぎ!

「願い事はしてもいいの? かなう? 」
どうかな、それより「ありがとう」って伝えてあげて、「また、来るね」って

清滝駅の名前の由来となっている滝に最後のお別れのご挨拶

安全に下山できた事への感謝をこめて

今年の高尾山は全員登頂、そして学園解散まで、ひとりも欠ける事なく終えることができました

春にしろ秋にしろ、常に賑わっている高尾山は、登るたびその混雑ぶりに圧倒されてしまいます

今は海外の観光客はいないものの、多くの学校での校外活動に選ばれ、様々な団体・一般の登山客が加わり、昼時の山頂はまさに芋洗い状態

くわえて、コロナ禍における密回避の風潮も合わさり、「ムリして高尾山に行かなくてもネ~」 と聞かれることも、しばしば

しかしながら子ども達にとって、家族とでなく学校の遠足として仲間と行く高尾登山は、生涯にわたり意味深いものとなることも然りではないでしょうか

「 最後のひとりが登りきった時に、山頂で迎え入れるクラスの仲間、その一体感を大事にしたい 」
新しく赴任された松浦学園長がおっしゃった言葉が今も心にのこります

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