祝! 卒業 6年生に贈るオンライン読み聞かせ

祝! 卒業 6年生に贈るオンライン読み聞かせ

3月15日。令和3年度、和泉おはなしの会による最後の読み聞かせの日。
この日は、おはなしの会メンバーの令和3年度に卒業を迎える6年生保護者5名で、オンラインによる読み聞かせを実施しました。

通常の読み聞かせでは、読み手が1人で1冊の絵本を読みます。今回は、卒業を祝うためのスペシャルバージョン。
1冊の絵本を5人で読む「朗読劇風」の読み聞かせにチャレンジしました。

実は今回の企画、昨年から6年生の卒業を祝うために何か特別なことができないかと話し合いを重ね、さまざまな絵本を検討してきたのです。
新型コロナウィルスの流行もあり、当初からオンラインでの実施も考えていました。
とはいえ、出版社からオンライン読み聞かせの許諾が得られる絵本の数はそう多くはありません。

そんな中、今回6年生のために選んだ絵本は『100年たったら』。
この絵本は、絵本作家で翻訳家の石井睦美が文を担当し、『あらしのよるに』で知られるあべ弘士が絵を担当しています。

ずっと昔、草原にライオンがひとりで暮らしていると、飛べなくなった1羽の鳥がやってきます。
互いに心を通わせながら、やがて訪れる別れの時まで共に過ごすことに。
いくつもの時を経て巡り合うライオンと鳥の命を描いた物語が『100年たったら』です。

6年生がいる各教室と自宅にいる読み手をオンラインで繋ぎ、前もってパソコンに取り込んでおいた絵本を教室に映し出しながら、その画像に合わせて読んでいきます。
生徒たちはそれぞれの席で、小学校最後の読み聞かせを真剣に聞いてくれました。

読み聞かせ終了後、読み手からのお祝いメッセージとともに1年生から6年生までに読んできた絵本を紹介。
新型コロナウィルスの流行に伴い、思うように読み聞かせができない時期も続きましたが、最後に特別な形で実施することができ、思い出のひとつになってくれたら嬉しいです。

この日は和泉おはなしの会より6年生のみなさんに、これまでの絵本をまとめた冊子もプレゼント。こうして、卒業をお祝いするための読み聞かせを無事に終えることができました。

和泉おはなしの会

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