2学期の授業日が終わりました。

12月25(水)晴れ

本日で、2学期の授業日が無事に終了しました。今年1年まことにお世話になりました。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

終業式では、毎回ですが「継続は力なり」について生徒に話しました。努力の大切さについて述べている、かの天才エジソンの名言「天才とは99%の努力と、1%の才能(インスピレーション)である。」を生徒に紹介しました。これだけではありきたりなので、さらに、ユイ校長が最近読んで感銘を受けた「三十光年の星たち」(宮本 輝著)にある、天才について次のくだりも紹介しました。「どの分野にも若くして天才と称される人がいる。事実、それだけの才能を持って生まれた。しかし、そのうちの何人が、才能をさらに磨いて大成できたか。自らの才能を超えた大仕事を、年齢とともに成し遂げていく人間を天才というのだ。だが、多くは、あいつにあったのは若いころの才能だけだったというような年寄りになってしまう。」

生徒には紹介しませんでしたが、この本の中の次の言葉も心に沁みました。「自分を磨く方法」として、「働いて働いて働き抜くんだ。これ以上働けないってところまでだ。もうひとつある。自分にものを教えてくれる人に叱られつづけるんだ。叱られて、叱られて、これ以上叱られたら、自分がどうかなってしまうくらいしかられつづけるんだ。そのどっちかだ。」という言葉です。うーん。自分の今までを振り返って、「そのとおりだな」と思いました。褒められたことも忘れませんが、叱られ続けたことの方が、自分の仕事をしていく上での血や肉になっているように思えるからです。褒めることよりも叱ることの方がエネルギーが必要です。相手に嫌われることも多い。本気でその相手のことを考えるからこそ、叱るのではないでしょうか。

30数年教職についている私にとって、次の言葉も「ガツン」ときました。「十年で、やっと階段の前に立てるんだ。二十年でその階段の三分の一のところまでのぼれる。三十年で階段をのぼり切る。そして、いいか、のぼり切ったところから、お前の人生の本当の勝負が始まるんだ。」

うーん。考えさせられます。いい言葉です。