企業訪問に行ってきました。

 

9月1日(木)曇り時々雨

 昨日の放課後、8名の希望する生徒が、六本木の日本サムスン株式会社で、社会貢献に関する説明を受けました。張(ちゃん)さんから会社の概要や社会貢献活動について、荻原(おぎわら)さんから、ご自身が参加した社会貢献活動の実際と感想についてお話をうかがいました。

 「木が丈夫に育つには、土地が肥沃でなければならない。(会社が大きく育つには、それを買ってくれる人々が豊かにならなければいけない。<ユイ校長の解釈>)」という社会貢献哲学に則って、社会貢献活動の充実を図っていました。「会社は、単純にモノを作って売っているのではありません。社会のためになることもしています。」という言葉が印象に残っています。日本サムスンさんの力の入れようを感じました。

 また、「あすなろ学校(耳に障がいのある人をサポートする聴導犬を育成することを通して、若者の自立支援を進める施設)」や障がいのある子どもへのボランティア活動に関するお話をうかがい、「誰かのために力になりたい」という気持ちを行動に移すことの大切さや、自分自身にも新たな気づきをもたらすことにもなるということを学びました。実感が伴ったとても参考になるお話でした。「気持ちを行動に移す」ことが大切だというところは、8月30日の横田さんと同じだなと強く感じました。誰もが「気持は」もっています。でも、気持ちがあっても行動しなければ人には伝わらないのです。

 

生徒たちは、企業の実際を目の当たりにして、そのすごさを実感したようです。「こういう仕事をしたい。こういうところで働きたい。」というつぶやきがありました。質問の中には「この会社に入るにはどうしたらいいですか。」というものがありました。「和泉中の生徒さんならOK」と冗談交じりで答えてくださいましたが、生徒は結構本気にしているかも?しれません。

 

 

 日本サムスンの担当者の皆さん、生徒たちを大人と同じように迎えてくださり、丁寧かつ親しみのある話しっぷりで、とても楽しかったです。ありがとうございました。終わった後も、いろいろと話をしたくて、名残惜しかったようです。

 

 

 学生団体STUNITY(スタニティ)は、生徒数より多い大学生を参加させてくださり、ありがとうございました。9月7日の熟議を楽しみにしています。

 こういう企画をしてくださった日本フィランソロピー協会の高橋理事長をはじめ、この企画を実際に回してくださっている担当の宮本さんに感謝申し上げます。(協会の広報誌担当の方、プログラムが始まる前にすでにペットボトルのお茶を飲み干していた生徒に、おかわりをくださりありがとうござました。)