2学期が始まりました。

 

8月29日(月)晴れ

 8月9日からお盆休みなどでブログを休んでいました。今日から再開いたしますのでよろしくお願いいたします。

和泉中学校は、今日が2学期の始業式でした。

 始業式では次のような話をしました。今年は「特別な夏」です。それは、東日本大震災があったからです。被災して5か月を過ぎましたが、被災地ではまだまだ復旧・復興が進んでいません。3.11以降、何か社会のために役に立つことをしたいと考える小学生・中学生・高校生・大学生が増加したという報道がありました。生徒の皆さんも、自分が中学生として勉強や部活動等を精一杯やることが一番の基本ですが、被災地支援のために出来ることから始めましょう。和泉中でも3つのことを企画しています。一つは、社会貢献活動で、明日講演会があります。このことについては、下に詳細を記します。二つめは、9月3日のさざんかフェスタです。収益は東日本大震災の義援金にあてるとともに、セカンドスクールでお世話になっている福島県の北塩原村の方においでいただいて物産展(野菜などの販売)を行います。三つめは、9月10日道徳授業地区公開講座です。社会福祉士として被災地の支援を行っている杉並区のスクール・ソーシャル・ワーカーの方をお招きします。

甲子園の高校野球好きなユイ校長としては、日大三校の優勝に触れざるをえません。決勝で青森の光星学園は0:11で日大三校に敗れました。東北の学校はまだ甲子園での優勝はありません。光星学園の選手の最後まであきらめない姿は素晴らしかった。感動しました。勝った日大三校も、決しておごらず相手をたたえていました。それを生徒の皆さんも見習ってほしい。素晴らしい選手、素晴らしい監督です。

結局、この夏、最後まで負けなかったのは1校だけです。お隣の日大鶴ケ丘高校は都大会の準決勝で3:9で敗れました。善戦です。早稲田実業は決勝戦で1:2で敗れました。地方大会から含め、日大三校以外の学校はすべて1敗しています。そう考えると、どの学校もよくやったと言えるでしょう。

 明日から授業が始まります。5時間目は、キャリア教育の講演会があります。社会貢献活動について、横田宗(よこた はじめ)様からお話をうかがいます。

○講演内容 フィリピンの子どものための取り組み~チャレンジ 一人の行動が社会を変える第一歩

○講師の横田先生のご紹介

 NPO法人 ACTION(アクション)代表

 1976年、東京都生まれ。高校3年生の時にフィリピンにあるピナトゥボ火山の噴火で親をなくした子どもが暮らす孤児院を知り、訪問。 94 年にACTIONを立ち上げた。「こどもたちと地域の可能性を広げる国際協力」をテーマに、日本の若者がフィリピンを訪問するスタディツアーや国際理解の授業づくりを進めるとともに、フィリピンでは、孤児院や盲ろう学校支援、奨学金支援を実施。自身が極真空手の黒帯という特技を活かして、道場を孤児院内に設立、武道を通じた育成支援も行う。2010年、貧しい暮らしから抜け出すためには仕事が必要と考え、捨てられているお菓子の袋を再利用したポーチや財布づくりを考案。エコブランド「エコミスモ」として、日本の百貨店などでも販売をしている。

 また、社会貢献活動を進めている公益社団法人日本フィランソロピー協会の高橋理事長様からご挨拶をいただきます。日本フィランソロピー協会は日本での社会貢献活動「ペニーハーベストプログラム」を推進している。

「ペニーハーベストプログラム」とは・・・米国のNPOコモンセンツが開発した市民教育プログラム。子どもたちが社会課題について理解を深め、その解決の原資となる募金をし、NPO等の寄付先を話し合い決定。ニューヨークの800校以上が参加、全米で拡大している。東日本大震災でも3万ドルの寄付を行った。

※フィランソロピーはギリシャ語のフィリア(愛)とアンソロポス(人類)を語源とする合成語で直訳すると人類愛、慈善のこと。日本では「社会貢献」の意味で使われ、ボランティアや寄付など社会問題の解決へ向けた取り組みを示す。日本フィランソロピー協会は、企業や個人の社会参加・社会貢献を推進する各種事業を実施。会員107法人 (平成23年4月1日現在)