高森先生の講演がありました。
11月5日(金)の5・6時間目に、「命在るありがたさ」を感じていますか?~命の伝承~というテーマで、高森拓也先生による講演会が行われました。当日は、本校全生徒、新泉小学校4年生、和泉小学校5年生も参加し、保護者の方も大勢おいでくださいました。高森先生の映像を交えたお話に圧倒されました。見てしまったら責任が生まれる。見てしまったからには、知ってしまったからには、そうならないようにしなくてはいけない。それが責任だ。ということが、ひしひしと伝わってきました。モンゴルで羊の解体に立ち会い、肉を泣きながら食べていた少年の姿を見て、いただきます、ご馳走様という言葉の意味がわかったのではないでしょうか。
小学生が帰った後のお話は、バングラディッシュの硫酸を顔にかけられた少女達についてでした。カーテンで閉ざされた施設の中にいた少女達が、日本人の少女達が訪問することで、歌い踊り笑い、外に出られるようになっていく。そして結婚できるようになった。涙が止まりませんでした。「キモイ。ウザイ。死ね。」などは、絶対に言ってはいけない。命について深くそして真剣に考えさせていただきました。高森先生ありがとうございました。
※ 高森拓也先生は、兵庫県浜坂町(現在の新温泉町)生まれで、私塾を経営する傍ら、1995年に子供たち中心のNGO「懐」を設立しました。自らの旅の経験を通して、「今在るありがたさ」を日本の子供たちに伝える活動を行っています。