書評座談会に参加しました。

 11月2日(火)に、書評座談会がありました。区の勤労福祉会館に11の中学校から約120名の生徒が集まり、「ジェミーと走る夏」(エイドリアン・フォゲリン作、千葉茂樹訳 ポプラ社)に関して、さまざまな感想が発表されました。本校からは、3年が田中桃子さん・長島さん・岡本さん・城島さん・高橋さんの5名、2年生が田中くん、岸くん、大西さん、小山さんの4名、計9名が参加しました。和泉中の生徒は、司会進行、開会・閉会のあいさつ、マイク係、パネラーなどを一生懸命に行っていました。

 ユイ校長も参加するからには本を読まねばと思い、大角先生から図書館の本をお借りして、早速読ませていただきました。アメリカ合衆国の人種差別を扱った内容でした。白人少女キャスと黒人少女ジェミーが、差別や偏見を乗り越えて、互いに走ることをとおして向上していくというもので、なかなか読みごたえのあるものでした。ユイ校長としては、もちろんキャスが倒れて走れなくなったジェミーと一緒にゴールする場面にも感動しましたが、頑固なキャスの父親が、両家の第一回持ち寄りパーティーの際、食前のお祈りで普段は「食べ物と家族をあたえてくれた神に感謝をささげます」と言うところを「食べ物とよき友を与えてくれた」と言ったところに最も心を打たれました。(本を読まなくてはわからないような内容で申し訳ございません。)
 翻訳者の千葉茂樹先生をお招きしてお話をうかがえたのもよかったです。