社会貢献活動で集めた募金で井戸が完成しました。
2月14日(木)晴れ
うれしい報告がありました。3年生が社会貢献活動で、179,099円を寄付したNPO法人ハンガーフリーワールドからの「ウガンダで井戸が完成した」という報告です。3年生には、1月31日付の学年だよりで既に紹介されましたが、「ゆーいぎな話」なので載せさせていただきます。
以下は、社会貢献活動のお手伝をしていただいた“日本フィランソロピー協会”の宮本さんあてに届いたハンガーフリーワールド”の吉田さんからのメールです。
先週1月24日(木)に井戸建設現場に行き、住民の方の声を聞き写真を撮影してまいりました。井戸が建設されたのは首都のカンパラから車で約1時間半のワキソ県にあるトゥンバリ村、人口約700人です。この村には他の団体が作った井戸が一つありましたが壊れて使えない状態で、実際に使える井戸は以前、ハンガーフリーワールド”(以下、HFW)が建設した一基しかありませんでした。この井戸が出来て2基になりました。現在この井戸を使用しているのは約200人です。井戸を使う住民達で話し合って規則を決め、井戸の使用時間は午前6時~午後7時半までとなっています。これは水の汲み過ぎで井戸が枯れるのを防ぐためです。また井戸を使う1世帯あたり1ヶ月1000シリング(1/28のレートで34円)の使用料を集めて貯めておき、井戸の修理の経費に充てることになっています。住民の間から選ばれた管理委員が使用料の集金や管理に当たります。また管理委員は衛生や井戸の維持管理についての研修を受け、他の住民たちに、
①井戸の周りをきれいに保つこと(ゴミを捨てない、洗濯をしない、用を足さない)
②子供がポンプで遊ばないようにする(ポンプが壊れる一番の原因)
③水汲みに使うポリタンクを清潔にしておく
などの使用上の注意をしています。
HFWが立ち上げた住民組織HFW委員会のセルワンガ・ヨボ委員長は「生徒の皆さんが寄付をしてくださったと聞いて驚きました。とても大変だったと思います。学生でもできることがあるのだと、ウガンダの子供たちにも教えてくれました。井戸を大切に扱い、いつまでも使えるようにします。できることなら、何かのお礼の品をおくりたいのですがそれはできないので、代わりに拍手を送ります」と感謝の気持ちを伝えました。またトゥンバリ村のカシアズ・ダニエル村長は「和泉中学校の皆さんに本当に感謝しています。ぜひトゥンバリ村に来て、この井戸を見ていただきたいと思います」と話していました。
なお、簡単な会計報告は下記のとおりです。
収入の部 |
|
項目名 |
金額(円) |
杉並区立和泉中学校より |
179,099 |
その他寄付より |
182,871 |
合計 |
361,0970 |
送金額:US$4,500.= (為替レート:79.66円=US$1+送金手数料3,500円)
支出の部
項目名 |
金額(ドル) |
注 |
建設資材購入費 |
2,122 |
|
建設資材輸送費 |
607 |
|
建設労働者労賃 |
330 |
|
現地職員交通費 |
386 |
<現場に行くための事務所車両燃料代(住民との会合、地方自治体との打合せ、建設工事の監督など)> |
プロジェクト管理費 |
1,055 |
<管理委員研修実施費、通信費など> |
合計 |
4,500 |
なお、画像の説明をさせていただきます。
井戸のところで撮影した記念写真で、ポンプの背後に立っている白いイスラム帽に白シャツの男性が井戸管理委員長、その隣の青いシャツの男性が村長、1人置いた隣のやはり青いシャツの男性がHFZ委員長です。
それでは和泉中学校の皆さまにくれぐれもよろしくお伝えください。
―――――――― 食べる、生きる、明日を育む。 ――――――――
特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド
ウガンダ支部担当 兼 翻訳/通訳担当 吉田千代子
ユイ校長:ウガンダに行って、井戸を見てきたいものです。・・・が、なかなかむずかしいですね。