先週、1年生が北塩原村に行きました。

平成24年5月16日(水)晴れ

5月8日(火)から11日(金)までの3泊4日で、1年生が北塩原村に行きました。北塩原はまさに春を迎えたところでした。桜が咲き始めていました。

昨年度は、東日本大震災で中止になりました。セカンド・スクールから、生徒相互や先生、指導員、民宿の方々等現地の皆さんとの交流を深めることを目的にしたフレンドシップ・スクールに名称を変えての実施になりました。とはいえ、実施内容は今までとほぼ同様です。北塩原村の放射線量は0.1マイクロシーベルト。我々が宿泊した早稲沢地区は、杉並区と同様の0.08マイクロシーベルトでした。桧原湖の魚の線量調査が実施できていなかったため、安全を考えて、魚のつかみどりやバーベキューは、行いませんでした。桧原湖の魚はおいしくて有名なのですが・・・、しかたがありません。

1日目は、磐梯山噴火記念館・3Dワールドの見学、裏磐梯エコツーリズム協会会長の伊藤先生の案内による五色沼の散策、火山噴火に関する講演会などを行いました。噴火記念館の佐藤先生のお話は、実際に見学された場所の写真があったり、噴火模型があったりしてとても分かりやすく楽しいものでした。

残雪と桜
昼食

 

2日目は、裏磐梯中との交流会、五色沼ビジターセンターでの学習などがありました。裏磐梯中との交流では、楽しいゲームやスポーツを一緒に行い、コミュニケーションを深めました。開会の時と閉会の時では、顔つきが違って、和気あいあいとした雰囲気でした。裏磐梯エコツーリズム協会副会長の真野先生に指導を受けながら、伝統民芸である守り狐の絵付けにも挑戦しました。

 

3日目は、それぞれの民宿で、山菜取りをしたり、イチゴの苗の管理をしたり、食事の準備をしたり、木に焼き付けをしたりするなど、違ったことに取り組み楽しそうでした。晴れなかったため夜の星座観察はできませんでしたが、高梨校長先生のスライドを用いたお話は、ユーモアにあふれた楽しいものでした。

4日目は、閉校式で民宿の方々と別れを惜しみ、感謝の言葉を述べました。お土産を買い、諸橋近代美術館でサルバトール・ダリやピカソなどの作品に浸って帰ってきました。昼食で、名物ソースかつ丼を食べました。

1年生は、あいさつや5分前集合がよくできるようになり、また、自分たちで考えて行動すること、民宿の方々や指導員の方々等に感謝することができるようになったところがとても素晴らしいと思いました。学校生活に活かしてほしいと思います。

 

北塩原村村長 小椋敏一様、教育長 佐藤信寛様、裏磐梯中学校校長 渡部博之様をはじめ教職員の皆様、ガイドの伊藤先生、絵付けを教えてくださった真野先生、講師をしてくださった佐藤先生、高梨先生、お世話になった民宿の方々、その他お世話になった皆さま、そして、今回のセカンド・スクールをコーディネートしてくださった小椋多伽子様に、深く感謝し御礼を申し上げます。ありがとうございました。