8年生 職業講話
6/14・15・16 の3日間3名の方に仕事についてお話しいただきました。
3名の職業は「記者」「人事担当」「薬剤師」。
どの様にして今の職業に就いたかは三人三様。
記者の方は学生時代記者になりたいと思ったことは無く、研究職が希望でした。
大学院の卒業論文作成の過程で時間をかけて資料を集めたり話を聞いたりした経験を経て、就活はシンクタンクや新聞社を選び現職に。
人事の方は日本の会社で10年働いた後、キャリアチェンジを目的に海外の大学で人事を学び転職。
薬剤師の方は「母になっても働きたい・お給料が高いといいな」という考えの中、いくつかきっかけがあって薬剤師を目指したとのこと。
また、働き方についても、記者の方は転勤(場所の異動)や記者からデスクにと仕事内容が変わったこと(今、また記者に戻ってやりたいことができて楽しい)。
勤務時間については、記者クラブに10時に出社し20時ころ帰宅。
一番きつかったのは事件担当のとき、朝4時に迎えのタクシーに乗り、夜中2時に帰宅、また朝4時にタクシー…という日々が2週間程度続いたことがあった。
しかし、激務だけどやりがいがあるとお話してくれました。
人事の方は人事の仕事の内容や外資系と日本企業の違いについてお話しくださいました。
薬剤師の方は、社会人3年目です。病院薬剤師なので朝は8時半出社で17時まで、プラス夜勤もある。
薬についてはドクターにも意見できるので、患者さんの様子や薬の効き具合、また、新薬について調べたる(日本語の資料がない場合は英語の資料を読む)など最適な薬を総合的に判断するそう。
他にも、どのように勉強したか、大学時代に様々な背景の友人が出来たこと、バイトではじめての社会経験をしたこと、経験は宝物だということを教えてくれました。
中学生の子どもたちにとって「働く」ということは、まだまだ自分とはかけ離れたもので、実際にどういうものなのかということはそれほど実感できていないでしょう。
そんな子どもたちに「労働観」や「職業観」を持ってもらい、将来なりたい職業を見据えた目的意識、進路意識を養う一助となる「職業講話」だったのではないでしょうか。
現在支援本部では2学期の職場体験にあたり、受入れ先への確認や新規受入れ先の開拓を行っています。
ご協力いただける職場をご存知の方は支援本部までご連絡ください(メール: info@shinsen-izumi.sakura.ne.jp )。
よろしくお願いします。
最後に、講師を引き受けてくださった3名の方、話す内容を考えてくださったり、プレゼン用の画像を作成したりと本当にありがとうございました。