11月の記事でご紹介したペットボトルを利用した芝生のプランターの作り方に続いて、今回は、ペットボトル芝生の種まきの手順です。
1/16と23の作業では、GPスタッフと一緒に作業しますが、予習しておくと楽しくペットボトル芝生を作ることができると思います!
砂を詰める
容器ができたら砂を詰めます。この時、砂を詰めながらペットボトル容器を地面や床などに軽くトントン当てながら砂が締まるように入れます。これは芝生に植える際にペットボトルの芝生の砂が締まっていないと、植えた後に踏まれたり雨や風にうたれて沈み、窪んでしまうのを避けるための大事なポイントです。とくに湿った砂の場合には、容器に詰める際に空洞や「ス」ができやすいのでよくトントンして砂を締めてください。
さらさらに乾いた砂の場合は空洞ができるようなことは起こりにくいので比較的楽に詰めることができます。
砂は、容器の上端から1cmのところまでたっぷり詰めてください。これは、芝の根が成長する空間がたくさんあった方が管理しやすく元気な芝を育てることができるからです。砂を詰めたら、表面を平らにならします。砂の表面に凸凹があると種をまくときに種が凹の部分にかたよってしまい、均等にまけないからです。
ここのステップは重要なので大事な3つのポイントを以下にまとめます。
[ポイント1] 砂は締まるように詰める
[ポイント2] 容器の上端近くまでたっぷり詰める
[ポイント3] 砂の表面は平らにする
砂はたっぷり詰める
砂を湿らす
容器に砂を詰めたら、芝の種を播く前に砂に発芽のための水をあたえます。屋外で一度にたくさんのペットボトル容器に灌水するときは、じょうろで散水するのが効率的です。家庭で数個のペットボトル芝生を作る場合は、じょうろが無くても砂を詰めたペットボトル容器をスーパーのトレイなどに置き、トレイに水を注いで底面の穴から毛細管現象で吸い上げるのも良い方法です。
乾いた砂の場合はかなりたくさんの水が必要で、表面の砂が湿ってくるまでにはペットボトル容器1個あたり300~400cc程度は必要です。何回かに分けて少しずつトレイに注いでください。
水を注いだトレイにペットボトルを置く
種をまく
ペットボトル容器の砂がたっぷり水分をふくんだら、芝の種を砂の表面に重ならないように均一にまきます。校庭の芝生に使われるペレニアルライグラスは、たいへん発芽率が良く、ぎっしりまくと苗が混み合って発育が不良になります。種まきのポイントは次の3点です。
[ポイント1] かたよらないように均一にまく
[ポイント2] 種が重ならないようにうすくまく
[ポイント3] 隅にもまんべんなく
種をまいたら、その上から種が見えなくなる程度(厚さ2~3mm)に砂を薄くかけます。
たくさんのペットボトル容器に種まきをした場合は、ふるいを使うと一度にたくさんのペットボトルにまんべんなく砂をかけることができます。
種をまいたら砂を薄くかける