ペットボトル芝生コンテスト講評

第2回ペットボトル芝生コンテストに参加、作品を提出していただきありがとうございます。

今年の冬は気温の低い日が続き、寒さに強い冬芝でも生育が遅れがちとなりました。また、日程の関係で第1回の昨年よりも育生期間が1週間短くなったため、参加者の方々にとっては、厳しい条件の下ご苦労されたことと思います。また、3月12日に設定されていた作品提出・審査が、東日本大震災のため中止になるなど、困難な状況にもかかわらず、PB芝生育生とディスプレイの両部門でそれぞれしっかりと成長した芝生が提出されたことに重ねて御礼を申し上げる次第です。

今回、作品をお送りしていただいたみなさまには、参加賞をお渡しします!


【ディスプレイ部門】
ディスプレイ部門は今回初めて実施しましたが写真による8点の応募がありました。低温で難しい条件にもかかわらず、どの作品も芝そのものはよく育っており、そだてる技術に自信をお持ちの方が、新しい領域にチャレンジされたことがうかがわれます。

■ 応募作品1
作品名:和泉の芝生 9年間ありがとう!

芝草とほかの植物を組み合わせた寄せ植えはこの作品だけですが、芝との寄せ植えという難しいテーマを、ムスカリを寄せ植えの素材に選びまとめあげた、発想とそれを支える確かな技術が冴えています。9年間お疲れさまでした。

 

■ 応募作品2
作品名:幸せのクローバー芝生

四つ葉のクローバーを探すのは難しいから芝で作ろうというアイデアが光っています。
デコレーションも繊細に作られていて好感が持てます。

 

■ 応募作品3

元気な芝がハート形と分からないくらい茂っています。少し芝の密度がありすぎるので種を薄くまいた方が長く楽しむことができます。プラ容器の選択がユニークです。

 

■ 応募作品4
作品名:四つ葉のクローバー


複数の作品で応募してくださいました。なかでも目玉の付いたたまご型容器は秀逸です。コンテストために作られたのでしょうか。またワイヤフレームのマグカップのような容器もいろいろな発展を連想することができます。芝も本葉がしっかり育っていて確かな育生技術が着想を支えています。

 

■ 応募作品5

どのようなシチュエーションでディスプレイするのか構想段階からよく考えられた作品で、それが実現できている作品です。よく見ると芝がとてもしっかり育っていて、感心します。

 

■ 応募作品6

草花をプランターで育てるように、かわいいプランターで芝を育てる作品です。芝生の本数が少なめなのは低温で発芽があまり良くなかったからでしょうか。ウサギのフィギュアがとてもマッチしています。フィギュアを利用した作品は今回少なかったのですが、おもしろいジャンルなのでまた挑戦してください。

 

■ 応募作品7
作品名:メリーかいすいよく

タイトルがユニークです。一緒に使用する小物は、どのようなものでもアイデア次第で生きてきます。容器はペットボトルですがそうとはわからない、雰囲気のある作品になっています。

 

■ 応募作品8


容器とそのデコレーションに工夫が凝らしてあり、育生メモも付けて提出していただきました。日光に当てると芝が元気になって、長い間楽しむことができます。大事に育ててください。

 

■ 参考作品

作品名:Top of Colors(GP運営委員の作品)


【ペットボトル芝生育生部門】

■ 応募作品9

写真で見たところでは低温続きだったにもかかわらず、しっかり育っています。葉の色も濃く肥料の効き具合もちょうど良い感じです。気温が上がってきたので、陽当たりの良いところでもう少し育てて、土曜日の芝刈りの時に持ってきていただければ、補植出来ます。

 

■ 応募作品10

育生メモで提出されたものですが、気温が低いので室内に置いて発芽させたことが記されており、状況を判断して対応しているところが高評価です。

 

■ 参考作品

GP運営委員のペットボトル芝生


ペットボトル芝生の育生については、種まきの後グリーンプロジェクトのホームページで途中経過を定期的にお知らせしてきましたが、発芽して10日から2週間がポイントかと思います。発芽した直後は子葉が1本だけどんどん伸びますが、そのまま伸ばすのではなく、7、8cm位になったら、4cmほどに刈り込み日光に当てることが重要です。細い子葉を刈り込むのはかわいそうな感じですが、ここでしっかり刈り込まないと、その先の成長に大変影響します。刈り込むことが肥料になると思って切り詰めてください。GPホームページの2月の「3.5cmくらいの高さに揃えます」の項を参照してください。

今回はいろいろ困難が重なりましたが、参加した方にはそれぞれ得たノウハウや反省点がおありかと思います。それらを生かして次回もぜひチャレンジしてください。

最後に東日本大震災で被害を受けられた方々にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を祈念申し上げます。